Java学習76時間目_表を上手く使いこなす
仕様書を書く際は、<できるだけ表や図を使って表現すること>
が大事だと言われます。
その理由は、文章だけだと読み手が理解できないからです。
表を見て、視覚的に情報を捉えさせ、
そのうえで一言必要な情報を添えることで
効果的に読み手に情報を伝えることができます。
でも初めのうちは、何をどう表で表現すればよいか、
表作成の勘所が分かりませんでした。
意外に深い<表>について今日はまとめてみたいと思います。
まずは表の構成について、自分なりにまとめてみました。
表の構成について
[メインエリア]
一番書きたい内容を書くエリアです。
[条件エリア]
メインエリアの内容に対する条件を書くエリアです。
これが表の基本になります。
つまり、表を使うことで、「この条件のときは、こうですよ」
っていうことを伝えることができるということです。
項目(カラム)について
表に項目を設けることで、細分化することができます。
[メインエリア項目]
メインエリアを細分化することで、
「書きたい内容」を詳細化、細分化することができます。
その際、メインエリアは縦割りになり、ボックスが横に増えていきます。
[バリエーションエリア項目]
条件エリアを細分化することで、より細かい条件分けをすることができます。
項目を細分化すると、条件エリアは横割になり、ボックスは縦に増えていきます。
縦と横の項目を駆使することで、書きたい内容を細分化して記載したり、
より細かい条件分けをすることができるようになります。
繰り返しになりますが、書きたい対象をどの程度細分化する必要があるのか、
書きたい対象に対する条件をどれだけ細かく記載したいのか、自問してみてください。
抽象度について
さいごに抽象度の話をします。
表の記載内容の抽象度をコントロールすることで、
さらなる効果を得ることができます。
[記載の抽象度]
- 抽象度を高めると網羅性のある一般的な説明ができる
- 具体度を高くすると、<例>として読み手に理解しやすいかたちで説明ができる
まとめると、表作成には3つの軸があります。
X軸:メインエリア
Y軸:条件エリア
Z軸:抽象度
以上、3つの軸をうまく使いこなして分かりやすい表を作成できればと思います。