オーストラリア移住を目指すSE日記

オーストラリアを目指して走れ!!

闇の河(オーストラリア現代文学傑作選)を呼んだ感想③

 

 オーストラリアの文学に触れてみたいと思い、

著者ケイト・グレンウィルの『闇の河』という本を読み始めました。 

闇の河  THE SECRET RIVER (オーストラリア現代文学傑作選第4巻)

闇の河 THE SECRET RIVER (オーストラリア現代文学傑作選第4巻)

 

 

 

第三章 奥地開発

 

主人公ソーンヒルは開拓村のシドニーで暮らしていましたが、

そこから離れた岬に、家族と移り住みました。

ソーンヒルの人生でずっとできなかった、

「何かを所有する」ことがやっと実現します。

 

でもいざ実際に住んでみると、そこはまったく手が付けられていない

未開拓の土地なので、当然何もありません。

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出典: australia4kids.wordpress.com

 

せっかく夢見た土地でしたが、

以前より過酷な状況になり、妻や子供が苦しむ姿。

 

ここで著者の絶妙な表現だなと思ったのが、

ソーンヒルが移り住んだ土地を、

そこは「世界の素材であり、世界そのものではない」

と表現していたことです。

 

たとえば自分がずっと憧れていたことが実現したとしても、

いざ自分が実際にそこに行ってみると、

思い描いた生活がすぐにできるわけではなく、

ゼロからスタートしなければいけないことが多いです。

 

自分が今住んでいる環境も、自分の憧れの街も

誰かが何もないところから時間をかけ、苦労して作り上げてきたものです。

 

これを通して、<夢を追いかける>ときにはそういう覚悟をもたなきゃなって
思わされました。


奥地に移り住んだことで、原住民とも接する機会多くなります。

当時のオーストラリアに移り住んだ人たちが

原住民に対してどう接したらよいか、

一人ひとり、原住民への感じ方、接し方、近寄り方、距離の取り方違う中で、

みなが共通の認識を恐る恐る築き上げて行こうとしている様子が

描かれていて、興味深かったです。

 

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