【プロジェクト4日目】GAPの洗い出し方について
プロジェクト4日目
今使っているシステムの分析ができれば、
次は「新しく作るシステムをどうしていきたいか」決めていきます。
GAPを洗い出し、分析する
何の基準もないところから、「こういうシステムにしてほしい」って
リクエストすることってむずかしいですよね。
なので、いますでに使っているシステムがあれば、
それをもとにして話し合っていくのがやりやすいです。
「今のシステムに対して、次のシステムではこうしてほしい」
という要望を<GAP>っていったりします。
このGAPを洗い出して、整理していくことが、要件定義となっていきます。
以下、GAPを業務ユーザーと洗い出すうえでの押さえておきたい項目、
いいかえるとポイントを挙げておきます。
[GAPの検討フォーマットについて]
・ GAPの概要
・既存システムの検証結果
(現行システムは)~ができない、確認できない、~を表示している
・ GAPのパターン
GAPの種類をカテゴライズ
・GAP検討方針
[方針]~ができるようにする
[理由]~のため
・優先度
高/中/低
・運用方針
そのGAPを対応すると、今後どういう業務になるかを書く
以上の内容を項目に、表を作ると分かりやすいと思います。
とくに<GAPの検討方針>がしっかりと書けていれば、
それがそのまま基本設計の1ページ目(目的・背景)の内容になってくると思います。
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前回までのあらすじ
【プロジェクト3日目】画面遷移図を作成すると併せてできる資料
プロジェクト3日目
前回の分析により、現行システムの画面遷移図を作ることができました。
これにより、ユーザー向けというより、
もう少し技術者向けの情報を整理しておくことができます。
画面遷移図を作成できると、
さらに
・画面(ID)一覧
・リンクショートカット一覧
・テーブル一覧
も作成することが出来るようになります。
以上の資料に関してもこのタイミングで、資料化しておくとよいと思います。